4回国際協力塾セミナー

当日の様子

ジーエルエム・インスティチュート(GLMi)は、2010年10月30日に第四回「国際協力塾」を開催しました。今回は、稲場公彦氏(日本貿易振興機構:JETRO)と井関ふみこ氏(グローバルリンクマネージメント株式会社)を講師にお招きし、BOP(Base of Pyramid)ビジネスをテーマとしました。

BOPビジネスと日本の参入について

1時間目は、JETRO海外調査部主任調査研究員の稲場氏に、「BOPビジネスの概要」と「今後、BOPビジネスへの日本の参入可能性」に関する講義していただきました。本時限でBOPビジネスの基本を理解し、「日本はどのような分野でBOPビジネスに参入できるのか」といった発展的な内容を議論しました。

BOP潜在ニーズ調査:エチオピアの栄養分野

2時間目は、グローバルリンクマネージメント株式会社の井関氏に、同氏がエチオピアで実施したBOP調査の結果をご報告いただきました。ここでは、特に栄養に焦点をあて、エチオピアにおけるBOPビジネスの実施例や参入余地のある承認をご紹介いただきました。

グループワーク

3時間目は、「BOPビジネス商品」を企画するグループワークを行いました。具体的には、BOPビジネスにおいて展開可能な商品とその実施体制、そして予想される効果などを各グループ内で話し合いました。各グループには稲葉氏や井関氏に加え、経験豊富なGLMi会員がファシリテーターとして参加し、グループワークの進行を支援しました。

4時間目は、グループワークの成果発表を行いました。同時間において、各グループは、グループワークにおいて考案した商品や、実施国、ターゲット層、そして展開方法などについて発表しました。